オリ糸井「一」つになって頂点に立つ
オリックス・糸井嘉男外野手(33)が7日、静岡県浜松市の浜松市営球場で阪神・今成亮太捕手(27)らとの合同自主トレを公開した。今季から主将に就任するチームリーダーは目標を「一」と表し、「みんなで一つになって頂点に立つ」と、19年ぶりのリーグ優勝に狙いを定めた。
スーパーマンの「S」を背番号の「7」に変えたマークが分厚い胸板に輝く。主将・糸井が誇らしげに色紙を掲げた。漢字一文字で表した今季の目標は「一」だった。
「みんなで一つになって頂点に立つ。すごい補強もしてくれて、1番しか許してくれないでしょう。優勝。自分もなんかで1番になりたい」
今季から主将に就任する。「初めてなんでリーダーは。不安の方が大きなってきた。大したことはせえへんけど」と言いながらも、理想の主将像を日本ハム時代の先輩・稲葉に求め、近く主将道を聞き出す。
また、3年ぶりに日本球界に復帰する中島と食事を共にしたことを明かし、「助けてくれると言っていた」とすでに主将として精力的に動いている。
「自分なりに引っ張っていけるように。坂口は負けが込んでいるときにみんなを集めたりしていた。オレが言っても集まってくれるかな」と豪快に笑い飛ばしつつ、自己流でチームをけん引する決意を示した。
昨季は初の首位打者を獲得するなど、打撃3部門で自己最高を記録。打率・331、19本塁打、81打点、31盗塁。史上9人目となるトリプルスリー達成には本塁打増がカギとなる。「爆発的に増やしたいね。スーパーマンになります」と糸井ワールドを展開し、胸のマークをグイと突き出した。
昨季、悩まされた左膝も徹底的に治療した。19年ぶりの優勝へ“スーパー糸井”が背中で引っ張る。