ハム中田、悲願の日本一へ3冠王獲る
日本ハム・中田翔内野手(25)が7日、兵庫県西宮市内のグラウンドで阪神・西岡らとの合同自主トレを公開。今季の目標にリーグ優勝&日本一と3冠王奪取を掲げた。
「日本一を目指していきたい」と宣言した中田が悲願達成に向けて打ちまくる。昨年、「取れるものは取りたい」と言い続けてきたタイトルへの思いは変わらない。この日、あらためて「思いは一緒」とタイトルを総ナメにする意欲を示した。
昨年は100打点を挙げ、初の打点王を獲得した。だが慢心はない。今季、さらなる高みを目指す主砲は、年末も厳しいトレーニングで追い込んできた。
取材が殺到した今オフだが、年末年始は実家の広島でみっちりウエートトレを行った。体重はベストに近い100キロをキープ。「追い込むことはできた」と手応えを感じており、今後は「一番はバットを多く振っていきたい」と打撃練習に時間を割く。
昨年限りでチームを引っ張ってきた稲葉、金子のベテランコンビが引退した。「チームが大きく強くなるためにも引っ張っていきたい」。誰からも信頼される新リーダーとなるため、中田が高いノルマを自らに課し、秋の美酒に酔う。