今秋ドラフト１位候補の駒大・今永昇太投手（３年・北筑）が８日、東京都世田谷区の同大グラウンドで始動し、シーズン６勝をノルマに掲げた。

　これまでは明確な数字を設定しなかったが、最上級生となって意識が変化。「１回戦を任される以上は６勝したい。でないと優勝できない」と言い切った。昨秋は７勝を挙げ、１３年ぶりリーグ制覇の立役者に。クリアすべき勝ち星として、はじき出したのが６勝だった。現在は現役最多のリーグ戦通算１８勝。春秋ともに目標を達成すれば、ちょうど通算３０勝にも到達する。

　この日は広島、ＤｅＮＡなど９球団のスカウトが集結。中日・正津スカウトが「目玉ですからね」と話すように、最速１４８キロ左腕には熱い視線が注がれている。

　初日はランニング、キャッチボールなどで汗を流した今永。「今年はいい結果でもダメでも人生が変わる一年になる。期待を裏切らないようにしたい」と並々ならぬ決意を示した。