ヤクルト 相川人的補償は19歳・奥村
ヤクルトは9日、巨人にFA移籍した相川亮二捕手(38)の人的補償として、奥村展征内野手(19)を獲得したと発表した。背番号56。
奥村は都内の球団事務所で会見。前日午後6時前に自主トレ先の熊本で連絡を聞き、この日午前7時40分の飛行機で移動する慌ただしさだった。「最初は驚きがありました」と話したが、「やってやろうという気になりました。走攻守すべてそろえて戦っていきたい」と意欲を示した。
即戦力投手の獲得も予想されたが、結果は異例と言える2年目の19歳。松井編成部長は「将来性のある内野手の獲得も課題だった。山田、谷内、西浦らが同じような年齢で、もう少し若い選手が欲しかった。補強は完了」と説明した。
同時に「打撃は例えればイチローかな」と」と高く評価。巨人では二塁での起用が主だったが「元は遊撃で成長の余地はある。(二塁の)山田と二遊間でいける」とのプランも示した。ヤクルトの名遊撃手だった宮本慎也を目標とする若武者の新たな戦いが始まる。