ロッテ・田中 初カミナリで元気出す!
ロッテの新人合同自主トレ3日目が11日、さいたま市の浦和球場で行われ、ドラフト2位の田中英祐投手(22)=京大=らルーキー7人が、大迫幸一トレーニングコーチ(61)から“初カミナリ”を落とされた。
冬晴れのグラウンドに、ベテランコーチの怒声がとどろいた。「返事くらい、しっかりしろっ!」。ことの発端は大迫コーチが練習の手順を説明し終えた後の新人選手の反応だった。大迫コーチの「分かったか?」という問い掛けに、田中ら7人がそろって「…」。無言のまま練習メニューに入ろうとしたルーキーたちが覇気のなさを一喝されたのだ。
さすがにその瞬間、田中の表情は固まった。午後には「チンタラやっていたらいけないと思って」(大迫コーチ)という理由で、3日目では異例の投内連係が行われたが、そこでは大きな声でプレー。プロで受けた初カミナリに、練習後は「これからは元気出していきます」と努めて冷静に受け止めた。
文武両道の優等生。もしかしたら普段から怒られ慣れていないのかと思いきや、「もちろんありますよ。親からとか、京大野球部も、あかんことには厳しく言う環境でしたし」とケロリ。意外にも打たれ強い?強心臓ぶりを見せていた。