大谷、二刀流でソフト・上野と熱い約束
日本ハム・大谷翔平投手(20)が16日、都内で行われたテレビ朝日の「ビッグスポーツ賞」表彰式に出席。2020年東京五輪で復活が期待される野球に投打二刀流で出場し、金メダル獲りに貢献することを誓った。
表彰式の壇上、08年北京五輪で金メダルを獲得したソフトボール女子の上野由岐子と熱い約束を交わした。東京五輪を見据えて、互いへのメッセージを記したサインボールを交換。「ともに金メダルを」と書き込んだ大谷は、上野から「二刀流で世界一」という大きな夢の実現を期待された。
東京五輪の年には26歳。野球人として充実期を迎える。
「(二刀流を)やる価値はあると思います。今よりも年を重ねてますし、それなりの立場になる。中心で活躍できるように」
投打で日本代表の核となり、金メダル奪取に挑むことを目標に掲げた。昨秋の日米野球では投手に専念したが、今後順調に力を伸ばせれば、投打両方で世界を相手に戦うことも、決して不可能ではない。
日本代表が銅メダルを獲得した04年のアテネ五輪は、夢中でテレビ観戦した。「(ソフトボールと)ともに金メダルを獲って喜べたらと思います」。5年後。今度は自らの躍動で日本中を虜(とりこ)にする。