巨人・相川亮二捕手（３８）が１６日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを公開し、正捕手奪取へ強い決意を示した。仕上がりは例年より早く「開幕（スタメン）は自分が、という思いを持って（キャンプに）臨みたい」と語った。

　ヤクルトからＦＡ移籍したベテランは、１５日に自主トレ先のサイパンから帰国。休むことなくランニングやキャッチボールなどで汗を流した。球場に姿を見せた原監督にも直接アピールする形となり「相川やるじゃねえか、というのを見せたい」と、意気込んだ。

　クラブハウスでは正捕手の座を争う小林と対面し、「頑張ろうな」と声をかけたという。２年目捕手の印象について「まだ細い。もう少しでかくしないと、１年間キャッチャーでやるには苦しい」と、先輩として助言する余裕も見せた。

　プロ２１年目。新天地で迎えるシーズンに向けて「優勝したことがない。僕は勝ちたいだけ」と、気持ちを高ぶらせた。