栗山監督テーマは「狂」むちゃくちゃに
日本ハムの栗山英樹監督(53)が17日、千葉市内で行われた日本ハムグループ商品展示会に出席し、今年の采配テーマを「狂」にすると明かした。
指揮官の仰天発言に会場はざわついた。「テーマは『狂』、狂うです。今年はむちゃくちゃにします。なんでこんな選手の使い方をするんだと言われても、行き着くとこまで行っちゃおうと思う」と大胆に宣言した。
“狂采配”の狙いにはチームの成長を促す目的もある。昨季リーダー格の稲葉と金子が引退。若手主体となった今季のチームが他球団に立ち向かうためにも、思いきった采配で戦力を底上げすることが必要不可欠だと読んでいる。
大谷も例外ではない。「翔平にしても、次のステップに進んでいく上で大事な年。中心投手、打者になる道しるべをつくってあげたい」。昨年まで避けていた「登板後中0日」の野手スタメン出場も思案中だ。
「勝負の年。勝ちます」と栗山監督。4年ぶりの優勝へ心を鬼にして采配を振る。