一塁手のG阿部、打撃向上へ新・3カ条
巨人・阿部慎之助内野手(35)が27日、打力向上へ向けての3カ条を掲げた。28日から始まる1軍合同自主トレのため、羽田空港から宮崎入り。期待される打撃に磨きをかけるため、3つの練習法で鍛え抜く。
捕手から一塁手に転向して挑む今季は「やっぱり守備より打撃」と打撃の重要性を説いた。当然、今年はブルペンで投手の球を捕ることもない。その代わり、打席に立って投手の球を観察する。これが3カ条その1。「みんな鬼のように(すごい)いい投手に見えたりして」と笑った。
3カ条その2は、昨秋のキャンプで導入された160キロの打撃マシンを打ち込むことだ。「楽しみだな。金属バットでやるらしいな」。秋のキャンプではバットを折る選手が続出。金属バット使用はその対応策とみられるが、160キロマシンでパワーやスピードにも負けない体をつくる。
そして3カ条その3はウエートの強化だ。「3勤だったら2日はやっていた」というグアムでの自主トレの流れを継続させる。
新主将の坂本が合流遅れというハプニング。「(負傷したのは)グアムの最終日だね。強制残留になった、みたい」と明かしつつ「オレは元気」とニヤリ。宮崎では打撃復活へさらなる進化を目指す。