ソフト内川“イチ流”で200安打狙う
ソフトバンク・内川聖一外野手(32)が27日、日本人右打者では史上初となるシーズン200安打に照準を合わせた。マーリンズ入団に合意したイチロー外野手(41)に紹介された鳥取市内のトレーニング施設「ワールドウィング」での自主トレを公開。イチローを参考にした新打撃フォームで大台に挑む。
新フォームは昨季までより骨盤の位置をホームベース寄りにし、下半身は以前のように低く沈まない。指導したワールドウィングの小山裕史代表は「構えたときの骨盤の位置を修正した。骨盤を前に出すイチローと同じ立ち方」と説明する。骨盤を立てて構えることで、スイングの初速と加速度がより増すという。
内川は「構えたときの姿勢だけで、これだけ手が速く動くようになるんだと思った」と、実戦でのスイングに思いをはせた。今季は「日本人の右打者では誰も打っていないから」と意識するシーズン200安打を狙う。日本球界最高の右打者であることを「イチロー打法」で証明する。