中日・吉見32球に森ヘッド一安心
中日・吉見一起投手(30)が29日、沖縄で初めてブルペン入りし視察に訪れた森ヘッドコーチを一安心させた。
空気を切り裂きながら、白球がミットに吸い込まれる。捕手を座らせた32球。「自主トレ期間中に1回入ろうと思っていたので。でも、少しばらつきがあった。バランスを大事にやっていきたい」と振り返った。
見守った森ヘッドは「今年にかける意気込みを感じた」と完全復活にかけるエースの心意気を受け止めた。
右肘手術からの復活を目指した昨年は7月に復帰したが、その後に肘の張りを訴え、登板は3試合のみ。「肘に不安がないわけではないけど、1年間やっていく手応えをつかみたい」と吉見はキャンプへの意気込みを語った。完全復活への階段を慎重に上っていく。