G原監督、キャンプのテーマは「野生」
巨人・原辰徳監督(56)が31日、宮崎市内のチーム宿舎でミーティングを開催し、「野性キャンプ」をテーマに掲げた。今季のスローガンは「新成」に決定しているが、「それ(スローガン)に野性を加えたい。今年は野性的に戦う。ひとりひとりが自立した中で自分を鍛え、チームに力を与えてもらいたい」と選手に求めた。
高ぶる気持ちを隠せなかった。指揮官はCSファイナルSで阪神に敗れた昨季を振り返り「昨年は3連覇したとはいえ、いい1年ではなかった」と厳しい表情。そして全員の顔を見渡し「巨人軍81年目、新しい歴史をつくろう」と呼びかけた。
日本一奪回を目指し、キャンプは例年以上にハードなものとなる。投手陣には投げ込み指令が出され、猛打復活を目指す打撃陣は超高速の打撃マシンを使った強化練習も行う。原監督は「ただメニューを消化するのではなく、納得するまで練習してほしい」と指示。貪欲に白球を追いかけ、牙を研ぎ澄ます。