“キヨシリターン”沖縄到着3時間遅れ
いきなりのアクシデントに見舞われた。31日、DeNAの中畑清監督(61)ら1軍選手、スタッフを乗せた那覇行きの航空機が、離陸寸前にトラブル発生。使用機材を変更することになり、搭乗ゲートにUターンした。3時間遅れでキャンプ地入りするドタバタ船出となった。
「こんなこと、体験したことないよ。英語で言うと、初体験ってやつだ」。再び戻った羽田空港のロビーで、中畑監督は冗談を交えて苦笑い。天ぷらそばを食い、さらに寿司をほおばった。
11時10分発の航空機は予定通り駐機場を離れた。滑走路に向かう途中で、「天井から一部の部品が落下してこのまま離陸しては危険です」のアナウンス。2カ所で固定してある非常口案内板の片方が外れ、垂れ下がっている状態になっていた。11時45分に駐機場に戻ったが、修復作業も難航。12時30分になって機材変更が決定した。
那覇空港到着は予定より約3時間遅れの17時過ぎ。「しようがないよ。誰かがケガをしたり、人身事故があったりしたわけじゃない。これで未然に防げたんだ。吉兆だよ。吉兆」。指揮官は超前向きにとらえた。
“ナッツリターン”ならぬ、“キヨシリターン”。「今年は何かが起こるってことだ。もう起こっちゃったけど」とトラブルも冗談ではね飛ばした。