鷹・柳田、王会長からアーチ量産の極意
「ソフトバンク春季キャンプ」(2日、宮崎)
ソフトバンク・柳田悠岐外野手(26)が2日、王貞治球団会長(74)からアーチ量産の「極意」を授かった。ポイントは打球にかける逆回転のスピン。直後のフリー打撃では53スイング中14本の柵越えを披露した。「感触が良かった」と手応えをみせた柳田は、王会長からシーズン40発のお墨付きを得た。
フリー打撃の直前、王会長から約5分間指導を受けた。「常に(逆回転の)スピンをかけるよう一球一球、意識して打つように言われました」と柳田。意識改革だけで54スイング中8本だった1日から大幅に柵越え数を増やした。
オリックス・糸井から「日本人で一番飛ばす」と認められたパワーに、通算868発の王会長の技術と意識が加わればシーズン40発も可能だ。王会長も「あのフリー打撃を見ていたら、みんなそう思うでしょう。(三冠王も)そのぐらいのものをみんなに思わせる可能性を持っている」と期待を寄せた。