楽天・則本 目指す火の玉ストレート
「楽天春季キャンプ」(3日、久米島)
楽天・則本昂大投手(24)が3日、“火の玉ストレート”の習得を目指していることを明かした。沖縄・久米島でのキャンプ3日目。ブルペンで64球を投げ込んだエース右腕は「威力を残したまま、伸びがあるような糸を引くような真っすぐが理想」と言葉に力を込めた。
昨季14勝を挙げたが、まだまだ高みを目指す。直球がシュート回転する傾向が見られたことなどから、フォーム修正に着手。「打者が力感を感じない中で、従来のボールが投げられれば最高」とし「幅50センチの廊下でキャッチボールができるような感じ」とコンパクトなフォームを希求していく。
フォームが変われば、リリースポイントも変わる。ブルペンでスライダーを投じた際「カットボールみたいや」と苦笑いするなど、まだ完成形ではない。それでも妥協はしない。「現状で納得したら終わり。吸収できるものは吸収する」。“球児級”の直球を手にし、エースの座を揺るぎないものとする。