燕・山田 打倒C菊池!二塁で侍入りだ
「ヤクルト春季キャンプ」(4日、浦添)
ヤクルトの山田哲人内野手(22)が、キャンプの視察に訪れた日本代表・小久保裕紀監督(43)から激励された。山田は本職の二塁で日本代表の定位置を取ることに闘志を燃やした。
山田は昨季大ブレークし、日米野球で代表に初選出された。だが二塁で2年連続ゴールデングラブ賞を獲得した広島・菊池に押し出され、一塁での出場や控えに回ることが多かった。この日、小久保監督は、3月に行われる欧州選抜との強化試合について、山田をメンバーの有力候補としながらも「本意ではないだろうが一塁での起用もある」との考えを示した。
だが山田は「代表も二塁で出たい気持ちはある。守備力をもっと上げないと使ってもらえない」と言い切った。今キャンプでは2日連続で特守を受けるなど、守備の強化に取り組んでいる。「守備のことを知ってると思っていたけど、全然知らなかった」と目が覚めた。若武者が“真の侍”を目指し、今年は守備でも存在感を示す。