G阿部“仮想メッセ”から特大弾放つ
「巨人春季キャンプ」(6日、宮崎)
巨人・阿部慎之助内野手(35)が6日、今キャンプ初めて屋外に設置された高速マシンで打撃練習し、右翼席へ140メートルの特大アーチを放った。手を痛めないように金属バットを使用していたとはいえ、3発もスタンドに放り込み、順調な調整ぶりをアピールした。
“メッセンジャーマシン”を完璧に攻略した。体感速度が160キロともいわれる剛速球を仕留め、阿部は「160キロも出てないよ。次は木のバットで打ちたいね」と謙遜気味にニヤリ。バットを立たせて構える新フォームにも、手ごたえを感じている様子だ。
チームは昨季、阪神・メッセンジャーら速球派に苦戦した。その反省をもとに、秋季キャンプから高速マシンでの打撃練習を導入。今キャンプでは、第2クールから本格的に速球対策を開始した。
阿部と4番の座を争う村田は空振りを連発。まともに打球が前に飛ばず、「もっと、タイミング(の取り方)を小さくしないといけない」と反省の言葉も口にした。