楽天“デーブ流”機動力野球見せた
「楽天紅白戦、紅組4-1白組」(6日、名護)
楽天が6日、今キャンプ初の紅白戦を行い大久保博元監督(48)の目指す機動力野球を実践した。両軍で計2盗塁を決め、積極的にエンドランを敢行。指揮官は「去年の秋に方針は伝えてあった。どんどんトライしてほしい」とうなずいた。
両軍ともに初回はエンドランを絡めて得点。盗塁は3度企図して中川と聖沢が成功させた。昨季のチーム盗塁数はロッテと並びリーグ最下位の64個。チームの大きな課題だった。橋上ヘッドコーチは「足を使わざるを得ないでしょ。(今後も)走りやすくなる状況をつくる工夫をしていく」と話した。
試合後、大久保監督は、出塁しながらスタートを切らなかった岡島を注意した。だが岡島が動かなかったのはコーチの指示で、むしろ監督とコーチの意思疎通ができていなかったことが判明。それを知った大久保監督はサブグラウンドに足を運び、岡島に頭を下げて謝罪した。
チームの風通しを良くし、問題はすぐに解決する。これも大久保監督流だ。