投手ゴジラVS打者キヨシ“夢対決”実現

 「DeNA春季キャンプ」(6日、宜野湾)

 夢の師弟対決だ。DeNA・中畑清監督(61)は、巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(40)とともに宜野湾市立野球場で2軍の練習を視察。練習後、7日の松井氏によるランチタイム特打実現を賭けて、「投手松井」VS「打者中畑」の真剣勝負が実現した。ワンバウンドでフェンス到達という条件は満たさなかったが、そこは中畑監督。ファンの前で一方的に特打実現を宣言した。

 発端は若手選手のティー打撃を見ながらつぶやいた中畑監督の一言だった。「オレも打てるかな」。松井氏から「ホームランを打ったら、あした打ちますよ」と誘いをかけられた。「無理だろう」。一度は断ったが、「じゃあ、(フェンスまで)ワンバン」。これでランチタイム特打を賭けた「師弟対決」が決まった。

 だが、こん身の11スイングも実らなかった。芯を捉えた2本も、フェンス手前でゴロとなった。賭けは中畑監督の負け。松井氏のランチタイム特打は、幻…となるはずだった。

 グラウンドで行われた会見。中畑監督は強引だった。「松井さんのバッティングはなくなりましたが」という質問に、「何、言ってるんだ。きょう(中畑監督自身が)やったということで、あした実現するということ。約束します」と一方的に宣言した。

 松井氏が「ちょっと、約束が違います」と言い終わらないうちに、言葉をかぶせる。「あしたランチタイムに、ゴジが打ちますよ。ファンのみなさん、来て下さーい」。大声でのアピールに、スタンドは拍手喝采だ。

 この日までに松井氏用としてレイズ時代のタイプのバット、ジャージー、スパイク、シューズなど4点セットが届き、準備は万端。「約束の握手をしましょう」と手を差し伸べたが、思いっきり拒否された。それでも「もう宣言しちゃったもんねー。決定!ってことで」と高笑いを響かせた。

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