京大田中“一次試験”は宮崎までの実戦

 「ロッテ春季キャンプ」(7日、石垣島)

 ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が24~26日に宮崎で予定されている練習試合まで1軍帯同することが7日、決まった。その後に1、2軍の振り分けが行われるため、田中にとっては今後の実戦投球が、開幕1軍に向けた“一次試験”となる。

 落合投手コーチは「宮崎までチャンスを与えることになりました」と話した。フォーム固めに慎重な田中は14、15日の紅白戦登板を回避し、17日からの最終クールでシート打撃に登板する予定。その後、21日・中日戦(北谷)、22日・広島戦(沖縄)のいずれかに登板し、24~26日までの宮崎での練習試合にも帯同させて見極めを行う方針だ。

 この日はブルペンで、内外角にそれぞれ1球ずつ投げ、連続でストライクを取れば1セットとする課題投球に取り組んだ。5セット行い、最低10球で終わる計算で、「15~18球が理想」(落合コーチ)とするところを、田中は倍の20球超え。「もう1回やります」と自ら“追試”を課した右腕は、生き残りへひたすら技術を磨いていく。

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