大谷闘志「甘い球打つ」虎投撃ちで弾み
「日本ハム春季キャンプ」(10日、名護)
日本ハム・大谷翔平投手(20)が10日、野手で先発出場予定の11日・阪神戦(名護)に向けて、休日返上で自主練習を行った。
最速155キロをマークも、栗山監督にダメ出しされた9日の紅白戦から一夜明け。大谷は気持ちを切り替えて、室内練習場で打ち込んだ。ティー打撃、マシン打撃を黙々と行った後は、名護湾の砂浜をランニング。キャンプ2度目の休日も返上して約2時間、汗を流した。阪神戦は「3番・指名打者」での出場が有力視される。「しっかり来た球を見て、甘い球を打てるようにしたい」。初の対外試合で結果を残し、アピールするつもりだ。
既にシーズンの二刀流起用を見据えた準備段階に入っている。登板後、中1日での野手出場は今年初。「投げること、打つことでも結果を残せるように」と意気込む。20年の東京五輪野球・ソフトボール復活PRビデオへの出演も正式決定した大谷。進化の3年目へ、まずは阪神投手陣を打ち砕き、弾みをつける。