オリ・ブランコ 別メニューでも13発
「オリックス春季キャンプ」(10日、宮崎)
オリックスのトニ・ブランコ内野手(34)が10日、森脇浩司監督(54)の指示で打撃練習以外は別メニュー調整を行った。ハイペースを案じた指揮官が、主砲にブレーキをかけた形だ。
練習開始から1人でトレーニングルームにこもり、エアロバイクなどで筋トレ。ノックやケース打撃などの守備練習にも就かず、ファウルゾーンで見学した。だが午後のフリー打撃は通常通り行い、58スイングで3連発を含む13本の柵越え。力強い打球を飛ばし、室内練習場でのマシン打撃もこなした。
昨季に肉離れを起こした両太もも裏の状態が心配されたが、本人は「問題ない」とアクシデントを否定した。さらに「初日からハードだったので1度ペースを落とす。森脇監督に、今日と明日は無理せずに抑えろと言われた」と続けた。
指揮官は「今日に関しては外で走るよりトレーニングをしたほうがいいと思い、勧めた」と説明。野間チーフトレーナーも「ペース調整。故障ではない」と話した。「調子は上がっている」。ブランコの言葉は最後まで力強かった。