ヤクルト大引 “若松塾”で密着指導
「ヤクルト春季キャンプ」(11日、浦添)
ヤクルトの大引啓次内野手(30)が、今キャンプ初の特打を行い、若松勉臨時コーチ(67)から約15分間の密着指導を受けた。
202スイングで2本の柵越えなど強い打球も多かったが、「この時期にしてはよくない」と不満顔。そこに若松氏が「悩んでるみたいだったから」と声をかけ、バット持って手本を示すなど熱心に指導。「両膝を使って打つのがいいと言った。右でタイミングを取り、左で送る。近代野球は遊撃手も打てないとダメ」と、堅守の遊撃手に打力向上を期待した。
これには大引も「1日2日ぐらいでは変わらないので、教わったことを根気よく続けたい」と呼応。“小さな大打者”の教えを胸に、打撃でも存在感を示す。