オリ馬原、秘密兵器カーブ“試投”
「オリックス春季キャンプ」(12日、宮崎)
オリックス・馬原孝浩投手(33)が12日、今キャンプ初の打撃投手を務め、順調な仕上がりをアピールした。
坂口、T-岡田に対して45球を投げた馬原は、カーブを7球ほど“試投”。狙いの一つは「肘を前に出して、体の使い方をきっちりしよう」というもの。そしてもう一つは、これまでほとんど使わなかった球種ということで「データとか、打者の目線」を変える新球との位置づけだ。
右肩を痛めていた影響も、昨季の55試合登板で払しょく。昨年までのキャンプ地・宮古島と比べると「思ったより寒いですね」と言いながら「肩に不安がない」と断言できる、気持ちの軽さも調整に好影響をもたらしている。
森脇監督は「心と体の躍動感がある」と目を細める。本人も、2010年を最後に3日連続登板がなかったことを引き合いに「そういう気の使い方をさせないように」と、フル稼働を約束。悲願のVへ、頼もしいピースとなりそうだ。