燕・杉浦、打てる投手に 柵越え7本!
「ヤクルト春季キャンプ」(12日、浦添)
ヤクルトの6投手が12日、今キャンプ初の特打を行った。杉浦稔大投手(22)は60スイングで柵越え7本と、野手顔負けの打撃を披露。今季は打てる投手になることをテーマに掲げた。
慣れない打撃に苦心する投手陣を尻目に快打を量産し、高津投手コーチを「誰よりも打つねえ」と驚かせた。帯広大谷高時代は4番で高校通算9本塁打を放ったという打撃センスを披露した。
今季は開幕ローテを期待される2年目のドラフト1位右腕は「投手に打たれると試合の流れが変わる。打つつもりで打席に入る」と、打撃への意欲は十分。一方で「バントが下手なので、しっかり練習したい」と、役割も果たすつもりだ。
1年目の昨季は故障で大きく出遅れ、4試合の登板で2勝2敗。打撃では8打席に立って二塁打を1本放っている。「プロにいる間に1本は本塁打を打ちたい」が目標だ。「打つ投手でイメージするのは広島の前田さん、阪神の能見さん」のように、投球でも打撃でも魅せる。