西武・中村 人生初の遊撃で動き軽やか
「西武春季キャンプ」(13日、南郷)
西武・中村剛也内野手(31)が、実戦形式のゲーム打撃で人生初の遊撃に就いた。「人がいなかったんでね。ハッハッハ」と豪快に笑ったが、華麗な動きを披露。オフに手術した右肘も問題なく、田辺監督が理想に掲げる三塁での出場へ前進した。
体重102キロの巨体が軽やかに躍動した。4度の守備機会をミスなく処理し、併殺も2度完成。「新鮮でした」と満足そうに汗をぬぐった。12日はシート打撃に初参加。打撃も順調に状態を上げている。
昨年7月以降は右肘痛の影響でほぼ指名打者での出場だった中村が三塁を守れば、打線のバリエーションも広がる。この日は南郷町内の園児からバレンタインチョコを贈られ、「力をもらった」とにっこり。今季のおかわり君は守備でもチームを引っ張る。