ヤクルト由規 順調アピール!虎も警戒
「ヤクルト春季キャンプ」(13日、浦添)
右肩手術からの復活を目指すヤクルトの由規投手(25)が、今キャンプ初の打撃投手を務めた。西浦、田中浩を相手に41球を投げて安打性の当たりは4本と、順調ぶりを示した。
打者への投球は昨年11月の練習試合・四国社会人選抜戦以来。カーブ、スライダーも交え、高めに浮く球も若干目立ったが「思ったより緊張感があった。手応えを感じている」と満足げに振り返った。
真中監督は「疲れがあるのか、球に力は感じはなかったが、調整段階としてはこれぐらいかな」と、まずまずの評価。一方で、偵察に訪れた阪神・嶋田宗スコアラーは「7、8割ぐらいだと思うが、指にかかった時の球はいい。制球もそれほど荒れてない。彼が1枚加わるとすごい戦力になる」と警戒を強めた。
由規は18日にも打撃投手を務め、オープン戦初戦の22日・日本ハム戦(浦添)に登板予定。復活の年の目標を「1年間通して投げること。3年投げてないのでローテを守りたい」と掲げた。