デーブ楽天 虎とドローで門限延長なし
「練習試合、阪神1-1楽天」(17日、宜野座)
楽天・大久保博元監督(48)の“ニンジン作戦”は実らなかった。阪神との練習試合が行われたが、1-1のドロー。指揮官は試合前、試合に勝てば門限を通常の午前0時から深夜2時に遅らせることを選手に伝えていたが、「勝てなかったんだから門限は元の通り」と苦笑いした。
7盗塁を決めた前日とは打って変わり、機動力野球が不発に終わった。走者が自身の判断で盗塁できる「グリーンライト」で臨んだが、3度挑んだ盗塁は全て失敗。それでも指揮官は「みんなよく走る。いい根性してる」とニヤリ。「スタートを切ることができたら成功」という方針にブレはない。
敗色濃厚の九回、2死三塁からドラフト3位・福田(中大)が中前適時打。土壇場で引き分けに持ち込んだ。ご褒美を与えてもいい展開ではあったが、門限延長はなし。大久保監督は「オレは0か100の男。引き分けはダメ」と厳しかった。