「練習試合、巨人９－３サムスン」（１８日、那覇）

　大活躍の結果で、主将としての第一歩を踏み出した。巨人・坂本勇人内野手（２６）が、チームの対外試合初戦となる韓国・サムスンとの練習試合に「１番・遊撃」で出場し、２打数２安打２打点。「四球も選べましたし、すごい良かったんじゃないでしょうか」と笑顔を見せた。

　初回、いきなり左前打でスタジアムを沸かせると、三回２死の第２打席は四球。そして五回、１死二、三塁から中越えに２点適時二塁打をお見舞いした。「積極的に、しっかり自分のスイングをする」というテーマを、結果につなげた。

　キャプテンとして、敵と戦う初めての試合。試合前に円陣を組み「練習試合ですけど、集中してやっていきましょう！」とナインに呼びかけた。

　この日は侍ジャパンの小久保監督が視察。すでに主将の嶋に続く、グラウンドのリーダー的役割を期待されている。「原監督もおっしゃってたけど、代表の中でも遠慮がちだった。代表はもちろん、球界全体を引っ張ってほしい」と小久保監督。坂本は「いい結果が出て良かった」と表情をほころばせた。

　この日は１番だったが原監督は「いろんな打順でできる」と、今後も何通りか試す方針。何よりこの日は主将として、先頭打者として、チームをしっかりと引っ張った一戦だった。