ロッテ田中“黒田本”でメンタル学んだ
「ロッテ春季キャンプ」(19日、石垣島)
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が19日、実戦デビューとなる22日の練習試合・広島戦(コザしんきん)に、“男気投球”で臨む構えを明かした。広島に復帰した黒田博樹投手(40)の著書「クオリティ・ピッチング」を愛読している右腕は、“黒田流”のメンタルでマウンドに上がる。
今年1月、書店で“黒田本”を見つけると、その内容の奥深さにひかれ即購入。メジャー通算79勝右腕の教えで最も参考になったことのひとつは、「打者よりも常に優位なメンタルでいること」。田中は「僕も、余裕を持った精神状態でマウンドに上がりたい」と、プロ初の対外試合で、“参考書”通りに立ち向かうつもりだ。
当日は日曜日。鯉党で満員になることが予想される。完全アウェーの中でのデビュー戦となるが、落合投手コーチは「黒田ブームを、田中が払しょくするくらいの投球を見せてほしいね」とハッパ。秀才右腕は「カープ女子を“タナカ女子”に?頑張ります」と気合を入れていた。