オリT岡田に100打点ノルマ
「オリックス春季キャンプ」(19日、宮崎)
オリックス・森脇浩司監督(54)が19日、T-岡田外野手(27)に対し、100打点をノルマに課した。
第5クール初日、シート打撃でバリントンから左前打。この一打に指揮官の目が鋭く光った。カウント2-2から、外に逃げていく変化球を遊撃の頭を越える安打にした。
「成長がうかがえる。期待感を持てる。勝負強い打者になってほしい。打点ならびに得点圏打率を求めたい。100打点?期待します」
かつての本塁打王に期待するのはキングの称号ではなかった。一発よりも勝利に貢献する打点を。昨季は24本塁打で75打点。自己最高でも33本塁打でタイトルを獲得した10年の96打点だが、その上、3桁打点がノルマだ。
T-岡田本人も異論はない。「今年は確実性を上げたい。そうすれば自然と打点も上がってくると思う。3桁?チャンスはあると思う」と意欲を示した。
主砲が課せられたノルマを達成することが、優勝への近道であることは間違いない。