ヤクルト大引3戦目で“移籍1号”

 「練習試合、ヤクルト9-9阪神」(19日、浦添)

 日本ハムからFA移籍したヤクルト・大引啓次内野手(30)が19日、阪神との練習試合で本塁打を含む2安打2打点と大活躍した。「周りが結果を残していくので、取り残されている感じがあった。ホームランはうれしいけど、シーズンに取っておきたかったな」と笑顔を見せた。

 今キャンプの実戦2試合は5打席立ち、無安打1四球。レギュラークラスで無安打、打点なしは大引だけだった。二回、先頭で中前打を放つと「正直、気持ちが楽になった」。三回は岩貞から左翼席へ“移籍1号”。「練習でもあんな打球打ったことないんで、自分が1番驚いてる」。七回には右犠飛で打点を挙げた。

 真中監督は「ここまでも内容は悪くなかったので、全然心配はしていなかった」と信頼感を口にした。大引は「去年すごい破壊力を誇った打線が、僕で途切れないようにしたい。その一員に早くなりたい」と意気込んでいた。

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