楽天ウィーラー来日1号で2軍落ち回避
「オープン戦、巨人1-3楽天」(22日、沖セル)
楽天の新外国人のウィーラーが2軍落ち危機を脱する“来日1号”を放った。二回無死、マイコラスの143キロ直球を左中間席へ。三塁ベンチ前のハイタッチの列をダッシュで駆け抜けた助っ人は「いいスイングができたよ」と声を弾ませた。
実戦を重ねても状態が上がらず「明らかな調整遅れ」(大久保監督)と判断され、23日の宮崎移動後から2軍再調整が検討されていた。だが、橋上ヘッドコーチからそのことを伝えられると奮起。この日の一発につながった。
刺激策が功を奏し指揮官は「これで1軍に残ります」とニヤリ。2戦目でオープン戦初勝利となり「勝ったよりも、伝統ある巨人軍相手に、堂々と自分たちの野球をやってくれたことが感慨深い」と目を細めた。