真中燕「90点」目標は14年ぶりV
「ヤクルト春季キャンプ」(26日、浦添)
ヤクルトが、浦添キャンプを打ち上げた。真中満監督(44)は就任後初の春季キャンプを90点と自己採点し、14年ぶりのリーグ優勝を今季の目標に掲げた。
真中監督は自主性をテーマにしたキャンプを「細かなケガはあったが、すばらしい内容。自分たちで目的を持って、どうやるべきかを考えて取り組む姿勢は伝わったし、本当に選手一人一人の自覚ができた」と振り返った。100点をつけなかった理由を「甘すぎると思うので」と説明したが、表情には充実感がにじんでいた。
その手応えの表れか、2年連続最下位からの脱出を託された指揮官は、今季の目標を「優勝です」と改めて宣言。最下位の翌年に優勝したのは60年の大洋、75年の広島、76年の巨人、01年の近鉄の4例しかなく、目標を達成すれば快挙と言える。だが、「若い選手が元気にはつらつとすばらしいプレーを見せてくれると思う。ボク自身も期待している」と言葉に力を込めた。“つばめ改革”が歴史に名を刻む。