ヤクルト開幕はライアン!G斬りで決定
「オープン戦、巨人1-7ヤクルト」(28日、東京ド)
ライアンが“一発快投”だ。今季初の実戦マウンドに立ったヤクルト・小川泰弘投手(24)が2回を投げ4安打を浴びながらも無失点。登板後には真中監督から2年連続の開幕投手を告げられた。
キャンプ中に左わき腹に張りを訴えたが、調整遅れの不安を一掃した。初回、坂本、井端にカットボールを連打されたが、1死一、二塁で大田をシュートで併殺。「右打者へのシュートはよかったが、右打者へのカットボールは甘くなった。そこは反省。試合を重ねることに課題が出ると思うので、一つ一つつぶして実戦感覚を養いたい」と振り返った。
登板後、真中監督から「開幕投手はお前に決めたので頼む」と伝えられた。2年連続の大役に「光栄です。うれしかった。やるぞと言う気持ちになった」と、意欲を示した。
首脳陣の期待は大きい。高津投手コーチは「小川に決めたのは、彼が勝つ確率が一番高いから。1年間回れば20勝ぐらいしてもおかしくはない」と、活躍に太鼓判を押した。
開幕は27日の広島戦(マツダ)。広島の開幕投手に決まっている前田と投げ合うことになるが、小川は「楽しみですし、勝てれば自信になるし、成長につながる」と胸を躍らせた。真中ヤクルトを引っ張るのはライアンしかいない。