楽天勝利の方程式「CMM」そろい踏み
「オープン戦、ソフトバンク4-1楽天」(28日、ヤフオク)
盤石デビューとはいかなかったが、楽天・大久保博元監督(48)は確かな手応えをつかんだ。クルーズ、松井裕、ミコライオによる勝利の方程式が初のそろい踏み。七回に登板した松井裕は2失点(自責0)したが、指揮官は「(3人が)並んで投げたことが収穫」と振り返った。
松井裕は2戦連続の失点。登板直後に連打でピンチを招いたことに本人は「いいところがなかった」と猛省した。だが、指揮官は「やったことがないことをやらせているわけだから、慣れなきゃしょうがない」と責めなかった。
3人の頭文字をとって「CMM」と名付けた指揮官は「これはひとつのバージョンと捉えてほしい」と、登板順の入れ替えも示唆。同一リーグ相手の対外試合は3敗1分け。勝利は遠いが、指揮官の表情に陰りはなかった。