M涌井、無四球手応え「良かったかな」
「オープン戦、中日0-8ロッテ」(1日、ナゴド)
滑り出しとしては悪くない。開幕投手の座が決定的なロッテ・涌井が、今年初の対外試合で3回を4安打無失点。シーズンに向け、上々のスタートを切った。
初回には荒木に15球も粘られた。それでも根負けせず、中飛に打ち取った。「昨年は無駄な四球が多かったので、四球だけは出さないように考えた。その面では良かったかな」と振り返った。
3月27日の開幕戦・ソフトバンク戦(ヤフオク)で、3年ぶり6度目となる大役を務めることが確実だ。「開幕カードで投げることは決まっている。そこに合わせていきたい」と静かに意気込んだ。
ただし、伊東監督は、この日の涌井の投球にちょっぴり不満顔。最速は140キロ。「もうひとつだった。どれだけ力のある真っすぐが投げられるか見たかったんだけど」と注文をつけた。
開幕で対戦する7、8日のソフトバンク戦(QVCマリン)にはあえて登板させない予定。次回登板は、10日のオープン戦・DeNA戦(同)となる見込みだ。