李大浩が工藤ホークス本拠地1号!
「オープン戦、ソフトバンク2-0楽天」(1日、ヤフオク)
力強くもしなやかなスイングで、ソフトバンク・李大浩が甘い直球を捉えた。四回2死二塁。辛島が内寄りに投じた131キロを仕留めた。白球は「ホームランテラス」を軽々と越えて、既存の左中間席まで届いた。工藤ホークスの本拠地1号をかみしめるように、ダイヤモンドをゆっくりと一周した。
「早めに出てうれしいし、ホッとしている。今年活躍できるという手応えを感じている」。1月のサイパン自主トレでは徹底的に走り込み昨年より体重4キロ減でキャンプイン。オフにはまな娘のためにマンションから一戸建て住宅へ引っ越すなど福岡の生活にも慣れた。
この一発を最も喜んだのは工藤監督だ。「出ましたね。打った瞬間。気持ちのいい当たりでした」。昨季李大浩が全試合4番に座った。今季は対外試合で柳田と内川がほぼ交互に4番を任されているが、李大浩は「打順にこだわりはない。4番でも5番でも自分の仕事は同じ」と、フォア・ザ・チームを強調した。