筒香弾を自画自賛!キヨシも絶賛
「オープン戦、DeNA5-7ロッテ」(5日、横浜)
力の入った打球が、右翼席中段に一直線に飛んだ。2点を追う五回、DeNAの筒香嘉智外野手がオープン戦1号同点2ラン。ロッテ・西野の初球、内角高めの144キロの直球を迷わず強振。力負けしない一発だった。
「体がうまく回って、内側からバットがしっかり出た。ボクの今までの感覚なら、あのコースはいい当たりでもファウルになる」。成長の跡を、自ら感じ取っていた。「打った瞬間、ホームランという手応えがありました」と振り返った。
初回は、2死一塁から外角のカーブを力強く左中間に運ぶ適時二塁打。「逆方向へのああいうバッティングができると、得点圏でも有利になる。自分の幅が広がります」と納得の表情を見せた。
中畑監督は「“一発かましてくれ!ゴウ(筒香の愛称)”と言ったら打った。レッツ・ゴーだね」。左へ適時二塁打、右へ一発。「このキャンプだけでなく、今までやってきたことができるようになっている」と筒香。追い求めてきた軸のぶれない打法は、完成間近。ハマの主砲が今季は怖い。