ヤクルト雄平 これぞ新4番弾!

 「オープン戦、楽天2-4ヤクルト」(6日、倉敷)

 これが新4番の仕事だ。四回1死一、二塁の好機で打席に立ったヤクルト・雄平は、レイの高めの直球を振り抜くと、打球は高く舞い上がって右翼席へ着弾。オープン戦1号の先制3ランを「芯ですけど高めで押された感じで、入ると思わなかった」と照れながら振り返った。

 真中監督は昨年まで4番だったバレンティンを3番に、5番だった雄平を4番に置く方針を固めている。「一番適任。どんな状況でも平常心でできる」と評価する新4番の一発に「ああいう場面が多いと思うので、本塁打に限らず走者をかえしてくれればいい」と満足顔。雄平も「点を取らないと勝てないので、継続して頑張りたい」と奮起を誓った。

 10、11日に欧州代表と強化試合を行う日本代表にも初選出されている。ハイレベルな集団での戦いを「アピールしながら、いろいろと吸収したい。(代表の)全員から話を聞きたい。守備も打撃も全部」と、貪欲な姿勢で臨む。投手から転向して昨年に大ブレークした30歳の成長はまだ止まらない。

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