黒田にお手上げ…燕13人連続アウト

 「オープン戦、広島1-0ヤクルト」(8日、マツダ)

 昨季リーグトップのチーム打率・279を記録したセ界最強ヤクルト打線が、黒田にひねられた。侍ジャパンに合流した山田と雄平を欠いていたとはいえ、13人連続アウト。真中監督も「球が動いていたようだし、手を出したくなるところに投げてくる。さすがに手ごわいな」と脱帽するしかなかった。

 畠山は「ツーシームをどうするか考えるのが大事。真っすぐと同じ軌道で来るから、気にすると振ってしまう」と警戒。そのツーシームで見逃し三振の藤井は「左打者の内角へのツーシームなんて配球は頭になかった」と語り、川端は「低めのスプリットが直球に見えて沈む」と驚いた。

 再戦は3週間後。開幕3戦目での対戦が濃厚だ。指揮官は「何とか対策を考えないと」と表情を引き締めた。

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