ヤクルト藤井、唯一の安打で猛アピール
「オープン戦、阪神1-0ヤクルト」(12日、甲子園)
ヤクルト・藤井がチーム唯一の安打で開幕スタメンに大きく近づいた。0-1の七回、先頭で安藤から中前打。捕手登録ながら投手以外はすべて守る2年目は「アピールになったかな」と控えめに喜んだ。
社会人シティライト岡山から13年度ドラフト6位で入団。1年目の昨季は7試合に出場して無安打だった。今年のオープン戦では外野で起用され、打率・344と好調。左アキレスけん手術で出遅れているバレンティンの代役として、開幕スタメンに浮上している。
日本代表の山田と雄平を欠く打線で零敗を喫したが、真中監督は「飛車角落ちだから仕方ない」とサバサバ。貴重な1本を放った藤井には「今は(代役の)1番手」と評価した。藤井は「ポジションはどこでもいい。チャンスがあればつかみたい」と目を輝かせた。