竜・山井開幕投手へ!いざ3・27虎退治
中日・山井大介投手(36)が初の開幕投手を務めることが13日、濃厚となった。吉見、大野の三つどもえで始まった開幕投手争い。昨年の最多勝右腕が初の大役に挑む。
実戦で3人はほぼ同じペースで投球回数を重ねてきた。だが、吉見が右肘の軽い張りで倉敷(7、8日)での登板を回避。山井と大野はそろってマウンドに上がった。14日からは最終調整段階。ソフトバンク初戦での先発指名には、2週間後の開幕戦(対阪神)を見据えた首脳陣の思惑が見えてくる。
本人には気負いも、慢心も、焦りもない。山井は淡々と「3・27」へと歩みを進めている。ただ、目の前の一戦の重要さは十分に分かっている。オープン戦3度目の登板のテーマをこう掲げた。
「今回は内容もそうだけど、結果も求められてくると思う」。スコアボードにゼロを並べれば、周囲を納得させられる大きな材料になるのは間違いない。「まずは明日でしょ。それからです」。真っさらなマウンドは、自らの右腕でつかみ取る。