オリ中島OP戦初マルチ&初打点
「オープン戦、中日4-5オリックス」(17日、ナゴド)
オリックス・中島が3安打2打点の活躍で、オープン戦初の複数安打と初適時打をマークした。
一番の見せ場は七回の第4打席。1点を奪いなおも2死満塁の場面で、フルカウントまで粘った末に中前適時打を放ち、走者2人をかえした。
経験を生かした冷静な判断がさえた。「打ちたい打ちたいでは、ボール球を振ってしまう。ストライクが来ていたから、むちゃ振りせんでもよかった。状況をみて対応できた」と狙い球を絞った。これには森脇監督も「内容の濃い打席」と感服した。
試合前練習で、西武時代のヘッドコーチだった野球評論家の土井正博氏(71)と再会。打撃について会話する中でヒントをもらった。四回には無死一塁でつなぎ役となる左前打。六回には一塁方向へのゴロを放ち、全力疾走で内野安打にした。
この日は同じ新加入組の小谷野も左手の打撲から復帰。四回に犠飛を放つなど“アベック打点”。層の厚さを見せつけた。