ロッテ涌井、不安4失点…2被弾を反省

 「オープン戦、ヤクルト6-9ロッテ」(20日、神宮)

 ちょっぴり不満顔だった。3年ぶりの開幕投手を務めるロッテ・涌井は、6回4失点。雄平から浴びた2発に、反省の言葉を口にした。

 「防げる本塁打だったかなと思う」。涌井は振り返った。いずれも初球。伊東監督は「打線がいいチームだから、ある程度の失点は覚悟していたが、あの2発はいらなかった」と納得いかない様子だった。開幕前の最後の登板で課題が残った。

 2月下旬の名古屋遠征で、伊東監督から開幕投手を告げられた。「味噌カツ食べながら、『アタマ、行くからな』と言われました」と涌井。自身6度目とはいえ、移籍2年目で初めて巡ってきた大役に期する思いはある。1週間後のマウンドへ、「勝つ投球がしたい」と短い言葉に決意を込めた。

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