びっくり谷繁采配!代打・吉見で犠打
「オープン戦、中日2-2楽天」(21日、ナゴド)
ナゴヤドームがざわついた。七回無死一塁で、中日・谷繁元信監督兼選手(44)が代打に送ったのは中日・吉見一起投手(30)。本拠地のファンは驚きの声を上げたが、指揮官の意図は明確だった。
「投手が打席に1回でも立って、実戦的なことをやっておかないと」。9人目の打者のシーズンに向けた事前準備。吉見は「めちゃくちゃ緊張しました」と言いながらも1ボール2ストライクからきっちり犠打を決め、走者を二塁へ進めた。
この日はスタメンでも9番・指名打者に朝倉を起用。吉見、朝倉という人選について指揮官は「先発でいく投手が打席に入る回数が増えるから」と説明。森ヘッドコーチは「明日(22日)も(投手が)打席に立つよ」とニヤリと予告した。