Deグリエル兄弟来ない…診断書なし
“キューバの至宝”が今季最初のわがまま発動だ。DeNAのユリエスキ・グリエル内野手(30)が、右太もも裏痛を理由に、予定の26日に来日せず、合流時期も未定となった。弟のルルデス・ジュニア内野手(21)も同様で、左手首痛を訴えている。
高田繁GM(69)は柔和な表情の下に不満の色をにじませた。「来て現状を見せてもらいたいけど、『キューバで完治させたい』の一点張り。診断書もない。いつ完治するか、いつ来るかも分からない」と説明した。
キューバでの日程終了4日後に日本にたつ取り決めで、ビザ発給準備を整え現地24日発の航空券も手配していた。それがビザ申請にも行っておらず「日本にいたら首根っこをつかまえてでもビザを取らせる」と憤りを隠せなかった。
当初の4月下旬来日予定が早まった朗報も一転して最悪の状況。中畑監督は「最初はいないものとして準備していた。穴はない。マンホールにふたは閉まっている」と支障はないと強調したが、「3番・グリエル」で完成する超強力打線も、当面はお預けとなった。