G菅野7回1失点で2年連続開幕星

 「巨人3-2DeNA」(27日、東京ド) 

 4連覇への1勝目は、やはりこの男が導いた。2年連続の開幕投手を務めた巨人・菅野が7回1失点で初勝利。「ベストの状態ではなかったけど、最大限仕事ができたと思います」と、お立ち台で大歓声に包まれた。

 四回まで無安打投球と最高の立ち上がりを見せたが、五回に突如崩れた。先頭の筒香に右翼へソロを打たれると、その後3連打で無死満塁。だが「連打を食らったけど、ある意味開き直れた」と、黒羽根を浅い右飛、代打井手を空振り三振に仕留めると、石川の打球には自ら素早く反応し投ゴロ。軽くグラブをたたいて喜んだ。

 昨年、右肘じん帯損傷でシーズン終盤を棒に振った。チームはC

Sで、阪神にまさかの4連敗。自身は戦いにすら参加できなかった。「悔しい思いもあって、今季は自分なりに思い入れがある。いろいろ思い出しながらマウンドに上がりました」。喜びを控えめに語った。

 二回の第1打席、久保のボールが左上腕を直撃。だが「途中で降りるわけにはいかない」と、アイシングせずに次の回のマウンドへ。その意識と姿勢に、責任感がにじむ。

 ケガなく1年間、投げきるとして、28試合を想定。「いいスタートが切れた。これからも勝ち続けないといけない」。エースの積み重ねる白星が、頂点への道しるべになる。

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