オリックス27年ぶり…開幕2戦零敗

 「西武2-0オリックス」(28日、西武ド)

 この日もスコアボードに「0」以外の数字がともることはなかった。オリックスは4安打に抑えられ、阪急時代の88年以来27年ぶりの、開幕から2試合連続完封負け。まだ2試合とはいえ、2013年9月20日以来の単独最下位に転落。オリックス・森脇監督浩司監督(54)は「ここで下を向くようなチームではない」と奮起を誓った。

 打線が“線”にならないことが、ゼロ行進の原因だ。2日間でのチーム9安打の内訳は平野恵、糸井、中島、伊藤が2本ずつで、駿太が1本。打者の好不調がはっきり分かれ、つながりを欠いている。

 もちろん、指をくわえて見ているわけではない。足でチャンス拡大とばかりに初回に安達、六回には糸井が盗塁を企図。しかし、いずれも強肩捕手の炭谷に刺された。ただ、打線に元気がない現状では、機動力に頼らざるを得ない。指揮官は「あしたはもっと走っていく。2つ殺されたからといって足は止めない」と予告した。

 中島は「チームの雰囲気は悪くない」と前向きに話した。「開幕したばっかりだからね」とは佐藤打撃コーチ。シーズンは始まったばかり。確かに豪華打線がこのまま沈黙し続けるとは思えないが、いささか気がかりなのも事実だ。

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