ヤクルト成瀬 連敗阻止へ先輩西岡斬り
先輩斬りで虎退治だ。ヤクルトの成瀬善久投手(29)が30日、本拠地開幕戦の31日・阪神戦で、ロッテ時代の同僚・西岡を打ち取り、連敗をストップすることを誓った。
チームは連敗、阪神は3連勝と流れは悪い。そんな中、FA移籍後の初登板となる成瀬は「流れを止めることができれば。アタマを取ることは大事。3タテできるチャンス」と闘志を燃やした。その炎はロッテで7年間ともに過ごし、現在も連絡を取り合う仲である西岡にも向けられた。
過去の対戦は4打数1安打に抑えた13年6月8日の交流戦のみ。約2年ぶりの対決を「楽しみ」と話しつつ、「西岡さんみたいな人が打つと盛り上がる。打たれると当分の間(西岡から)言われると思うので、しっかり抑えたい」と、要注意人物に挙げた。
「やっぱり逃げ腰はだめ。ある意味、打たれる前提で強気に攻めることで勝機があると思う」と遠慮はしない。“招き猫”が虎の勢いを止める。